朝から鈍色の空に押し潰されそうだ。こんなの慣れっこなはずなのに。

そういえば今日は雛祭り。帰宅途中、小田急のデパ地下でプチデザートを購入し妻と娘にプレゼント。

気が付けば鈍色の空はすっかり闇に消えていた。

結果的に俺は資本主義貨幣経済システムのソフトな奴隷となった。ただそれだけのことさ。

現象は虚しいことばかりだが、実は未だに本質を見誤っているだけなのかもしれない。

数本の短編を観る。どの作品も終わりが無い。表へ出て新宿通りを歩いている今も、フィルムは廻り続けている。

如月、月ごもり。明日からの帰り道でまた、道に迷ってしまった。