言葉で表せないものを音楽が補完する。しかしその逆は無いような気がする。
午後、仕事を中断して人間ドック。体の機能は衰える一方だけど、本当に必要なものだけが何とか生き残り続けているような。ということで巷に溢れる圧縮されまくりサウンドはとても疲れるのでどなたか解凍してください(苦笑)。
言葉で表せないものを音楽が補完する。しかしその逆は無いような気がする。
午後、仕事を中断して人間ドック。体の機能は衰える一方だけど、本当に必要なものだけが何とか生き残り続けているような。ということで巷に溢れる圧縮されまくりサウンドはとても疲れるのでどなたか解凍してください(苦笑)。
取引先が倒産してしまい、その対応で先月末からどたばたしている。数年前から経営状況が何となく怪しかったのでウオッチしていたんだけどあまりにも唐突。社長と周囲の数人だけで決定されたらしいので怒りの矛先はどこにも向けず。確かに来年倒産するから準備よろしくね、なんていう会社は無いよなぁ。…ということで今日も某所へ。
傷口がまぶたのように開く。眠っていた痛みが鼓動し始める。静寂の中、赤い景色が揺れている。
無頼な独人となりて、この暗鬱な鈍色の空に俺の赤い心臓を高く差し上げよう。そして一枚の白い紙について語りきるのだ。しかし白い紙はまだ黙り込んでいる。かすかな息をしているかもしれない。しかし俺が語るたびに滲む赤が広がり、無垢な白は過去を飲み込んでいく。
旋律を載せたハチドリの羽音が遠い窓辺を、風洞化した胸元を揺らしている。そのひとコマ毎に微動しながら未完のオブジェが白黒フィルムの陰影で語り始める。
影は沈黙のうちに輪郭を歪ませ、滲む光がフィルムを焦がしていく。言葉になりきれない記憶の破片がハチドリの羽に乗り、遠くへ飛んで行く。
暗愁の傷つかぬがままに、無為に過ぎていく時間を黙って葬送するばかり。