午後、デモ音源製作ワーク。ある程度まとまったところでデータを書き出して目白台運動公園。ベンチでそれを聴きながら次の作業を計画する。

久石譲「音楽への向き合い方」より。

「結局ね、必ず臨界点ってある訳よ。こう臨界点みたいなのがあって。下からこう、曲を成立させようと思って一所懸命のぼっていく訳ですよ。で、その限界みたいなのを超えちゃう瞬間があるんですよ。これを超えちゃうと、初めてそこから上は本当の音楽が成立する感じなのね。で、それは、その上は本当の音楽なんですよ。で、それは日常の自分では出来ないんですよね。で、こういう苦行のような、なんかもう千日回峰のような事をやってくときにポンと突き抜けたときに間違いなく全部音がクリアに見えて。で、そういうときに作った音楽って間違いなく傑作なんですよ、いつも。で、その瞬間って分かる訳です。やってる最中に。で、今自分がいってないとかね。この曲はいってないとかってのがあると、もうこれどうしようもないわけよ、悔しくて。そうすると絶対それを超えなきゃマズい訳だよね。自分にとっては」